名古屋を中心に全国で中小企業のコンサルや講演活動や経営に苦しんでいる企業の再建業務を行っている経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。

早速ですが、3年程前、コロナの影響で、打撃を受けた中小企業に対して、無利子・無担保の所謂「ゼロゼロ融資」は、企業の倒産を抑えて倒産する企業に対し、かなり貢献したことと思います。
ところが、その反面、当初からゾンビ企業の延命をしているだけだと批判も多くありました。
その批判どおり「ゾンビ企業」が更に増加してしまいました。
私は、永年こうした仕事をしているので、昔から融資の条件として、事業計画書の作成と経営改善したレポートを毎月出させることを義務化することを課せないと、抗がん剤のように単に延命させるだけだと考えておりました。
この「ゼロゼロ融資」は、政府支援を受けた都道府県などが借入金の利子を3年間負担するという赤字企業には、喉から手が出るほど美味しい制度で、2020年3月から開始し、今年で3年目になり、いよいよ元利金の返済がスタートしてしまいました。

融資実績は昨年12月末時点で約249万件、計約43兆円に上ります。
こうしたゾンビ企業は21年度に国内で18万8000社と、コロナ禍前から3割増加したという調査機関から報告を受けています。
「借りた金は返さないといけない」ということをしっかり覚悟してしないと、返済が始まればたちまち破産になってしまいます。
今でも返済に苦しんでいるのに、これ以上返済額が増えれば、火を見るよりも明らかです。

私は、今までこうした企業のコンサルを、数十件以上依頼を受けてきました。
確実に再建するには、3年は要します。3年要してアドバイスを行った企業はパーファクトで再建してきました。
肝心なことは、再建する心構えと覚悟が肝心です。
次に、その痛みに我慢できるかです。
経営改善をしようとすると、当然に痛みが生じるのです。その痛みに我慢する覚悟ができているかにかかってくるのです。
さぁ、覚悟を決めてチャレンジしましょう。

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