名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
昨日は、『中京北海道クラブ』の総会＆懇親会がありました。
私は、ここの副会長をしております。
北海道の大手企業の雪印メグミルク、ホクレン、サッポロビールなどはメンバーですが、中には消えていく企業もあります。
雪印食品は狂牛病の風評時に産地を偽装したことがバレてしまい倒産しかけました。
この時に、退会するという話もあったぐらい大打撃を受け、社名も買えたのです。

早速ですが、私は再建業務で、その企業の社長に就任して社員に所信表明というか挨拶したことがありました。
私が、年商8億なのに負債が93億も抱えたホテルを再建するために乗り込みました。
この時に、「自分の力だけではどうすることもできない。どうか自分に力を貸して下さい。」と言ったらしいです。
これは、私は、4億売り上げを伸ばし、82.5億債務カットさせて再建したあとに、大手企業にＭ＆Ａしたあとに、社員が送別会を開いてくれた時のことです。
フロントの係長が、「こう社長が言った」と言うのです。
係長は、この言葉を聞いて、「いくら社長が頑張ってもフロントやサービスでお客を接客するわけではない。やるのは自分たちだ。だったら自分たちがもっと頑張らないと再建なんてできるわけはない」と思ったと言うのです。社員の誰もが93億もの負債を抱えていたことを知っていました。
休み時間には、リクルート雑誌を読んでいる人もいて、恥ずかしくもなく、これらの雑誌が机の上に置いてありました。
これを見て、私は泣きたくなりました。自分の会社を愛せないなんて、本当に寂しく思いました。
「社長の本気を見て、辞めるタイミングを見ていたけど、社長ともっと頑張ってみるか？」と思ったそうです。
送別会の時に、この話を聞いて、不覚にも涙が出てしまいました。
社員が本気になるとどんどん建設的な意見が出て来るし、クレームも少なります。
そうです。率先して自ら辛い仕事をしていくようになるんです。
いろんな会社経営を見ていると社員教育をしている企業が少ないことに驚きます。
企業再建は、売上を上げるだけではありません。しかも売り上げをあげるためには、社員のレベルアップが最も大切です。

ちなみに、この写メは、私が本会に推薦した元ＣＢＣの局アナとテレビによく出ている小堀勝啓さんです。

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