『会社を倒産させたくない人に朗報です。融資のお話です。』
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
　早速ですが、昨日は、一般社団法人日本中小企業再生支援機構という国の外郭団体の担当者と打ち合わせをしておりました。
　私は、三重県と岐阜県の再生機構の専門家をしているからご指名がかかったのかもしれませんね。
　10数年前の話になりますが、岐阜県には有名な温泉街があります。
その当時、岐阜県の再生機構の知り合いから相談を受けたのです。
　相談内容は、「我々は、全て銀行のＯＢなので、ホテルの再生と言ってもなんらの知恵もアィディアもありません。ほとんどの宿屋が債務過多で、建物も古く、どうしようもありません。何かいいアィディアがありませんか？」との相談でした。
　その宿屋というのも、温泉街の上位ランカーの宿屋のほとんどが、そんな状態だと言う。
　私も名古屋市内で93憶もの負債を抱えたホテルを経営していたことがあるので、ホテルの厳しさはよくわかります。
　そこで、私は、冗談まじりで、「どうせ資金回収できないのなら、半分再建カットしてやればいいじゃん」とアドバイスしました。
　ところが、その人は、「それをやると他の借入先も言ってくるので、それはできない」と言うので、私は、「それなら50％を棚上げして、残りの50％を10年ぐらいの長期で、返済させ、10年経ったら、残りをどうするのか話し合いをしたら？」とアドバイスしたのです。
　すると、それを実行したようです。
　温泉街のほとんどのホテルが破綻したら、温泉街も大変なことになるし、小さな信用金庫でも倒産するところも出て来る可能性もあり、１つの温泉街という産業が破綻する可能性も出てきます。
　
少し、余談になりましたが、この再生支援機構は、全国に支店を持つ組織ですが、融資を扱うなんて、初めて知りました。
　金利も安いし、お金を借りたい企業には朗報だと思います。
　私に、再建の見込みがある会社を紹介して欲しいとのことですが、私のクライアントの多くは、当初銀行からの借入金を返済できない会社ばかりです。
　銀行からの借入金の約定返済できなくなると、追加融資を受けるのが難しくなります。
　ここは、そういう企業に対しても将来性があるのなら融資を実行してくれるようです。

　ところが、今の話、話の終わりの10分程度でした内容です。
　本旨は、私の経営コンサルに対する考え方と人柄が知りたいとのお話でしたので、私に案件を紹介するための面談だったのかもしれませんね(笑)

　そういうことだったので、私は、経営には先ずは、頭を経営者モードに変えなければならないので、メンタル教育に力を入れていると話をしました。
　すると、その担当者は先週日創研の研修に３日間参加したので、よくわかりますとのことでした。
　そんな話になったので、以下のレポートもお送りいたしました。
　これは、私は経営マニュアルとして必須だと思っています。
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