経営コンサルタント毛利京申
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『破産のプロが教える倒産回避方法』

『破産のプロが教える倒産回避方法』

2024/09/04

『破産のプロが教える倒産回避方法』
 名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
 こんにちは
 早速ですが、山形県酒田市にある日本酒製造メーカーの『菊勇』が、2日自己破産をしたとのことです。
 この酒屋は、割と人気のあった『三十六人衆』という名(ラベル)の酒を造っていました。
 山形県は、昨年、福島県・秋田県を抑えて日本一となった酒処です。
 私は、20代の頃から日本酒が大好きでしたが、30歳頃にワインにハマるようになり、日本酒から少し離れていましたが、32歳頃に大吟醸が出るようになり、「日本酒もかなりレベルがあがったな」と思っていました。
 これは、若手醸造家が、台頭してきたからです。
 日本酒製造は、最盛期は7000蔵もあったようですが、今では1400蔵ほどのようで、斜陽産業で、年々減少傾向ですが、努力して成功している蔵と、何もしないでマスターベーションで作っている蔵との差が歴然としています。
 私は、東日本大震災により、東北の酒蔵が壊滅的な被害を受け、廃業した蔵とファンが動いて再建した蔵があることを知り、破産と再建する蔵との違いを感じるようになりました。
 それは、マーケティングの違いでした。
 先ず、日本酒のメーカーは、一般企業よりも古く、昔ながらの造り方と売り方を今でも実践している蔵がほとんどです。
 しかし、これではダメなんです。
 倒産しても仕方がないと思っています。
 例えば、ワイン造りを例に出しますが、ワインはご存じブドウから作ります。
 日本酒はコメから作ります。
 ワインの歴史は紀元前からエジプト、ヨーロッパ、イタリアなどで始まりました。
特にフランスは、ワインでは最も有名で、そのプライドたるものは、世界一です。
 ところが、19世紀後半に、フランスにフィロキセラ菌というブドウを好む害虫にやられ壊滅的な損害を被りました。
 そこで、そこでワインを作ることを諦めて、カルフォルニアやチリなどに移住した人も多くいたのです。
 そこで彼らは、アメリカらしくコンピューター管理を実施し、ブドウのphや糖度を図り、ワイン造りをするようになったのです。
 日本酒で言えば、杜氏の好みではなく、愛飲者の好みを分析し、そのタイプの酒を温度管理に力を注ぎ作るようになったのです。
 それが、山口県の旭酒造の「獺祭」などです。
 ここまでが、商品についてです。

 どんなビジネスでもいちばん大切なのは、『売上』なんです。
 そこをしっかり理解しないとどんな商売でもすぐに倒産です。
 その売上を上げるためには、マーケティングが一番重要になるのです。
 仕事のウェイトで言うと、7割はマーケティングとセールスだと言われています。
 経営は、3割なのです。
 どんな素晴らしい商品でもその素晴らしさが、消費者に聞こえないと売れないのです。
 経営コンサルタントのほとんどはマーケティングのことは知りません。
 私は、このマーケティングをアメリカの澄明な先生について学びました。
 すると、当たり前のことを素直に実行することでした。
 マーケティングは、この三角図のとおりなんです。
1 誰をターゲットにするのか? ターゲットの調査
2 どこの土俵に餌を置くのか? どんなメディアを使うのか?折り込みチラシ、新聞、テレビ、ネットか?
3 どんなメッセージを伝えるのか?
 もし、倒産することを気にされるのでしたら是非相談にいらして下さい。

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