『失敗から学ぶ！再建した企業は、素直・謙虚を受け入れて変わることを選択する』
　名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
　こんにちは
　私の前職は、弁護士事務所に18年間勤務しながらホテル再建を懇請されたために、自ら代表取締役に就任し、別会社を設立し、飲食店も経営していました。
　その後、2001年4月に経営コンサルタントとして独立しました。
　実家が北海道ということもあり、北海道にも拠点を置いて、仕事をしていたので、月に２回ほど名古屋⇔北海道と飛行機を利用していました。
　暫くすると、格安航空（ＬＣＣ）なる路線が就航し、いつもＡＮＡを利用していましたが、それからはスカイマークを利用するようになったのです。
　スカイマークは1999年11月に設立したようなので、2000年頃から利用していたと思います。
　ところが、当初は笑顔もなく、態度も言葉も冷たい。
エアチャイナのように、「安く乗せてやるんだから、文句を言わず黙って乗っていろ」的な態度で、あちこちのスカイマークの窓口では、お客との言い合いの声が聞こえていました。
　飛行機の座席や乗り心地やお預け荷物の重さ制限に関しては、ＡＮＡと全く遜色ありませんでした。
　ところが、その横柄な態度に拍車をかけるように、会社側は、「利用マニュアル」なる書面を作成し、何とも呆れるようなスカイマーク専用ルールを制定し、客席のポケットに差し入れたのでした。
　この時代からジェットスター、ＦＤＡ、エアドウなどのＬＣＣが参入し、乱戦状態に陥り、どこの航空会社の価格が安いのかと価格競争に拍車がかかりました。
　しかも、このマニュアルは、国からも大問題だと撤去の要請があり、スカイマークも経営が厳しくなり、2015年に破綻してしまいました。
　その後、民事再生会社となりましたが、このままの経営姿勢や企業風土では、再建できないと踏んだスカイマークは、「安ければいいだろう」路線からガラッと変わり、「安くても顧客満足Ｎｏ１」を目指すようにより、今では、ＡＮＡやＪＡＬすら凌ぐ、評価を受け、
フルサービスキャリアというＡＮＡなどのＦＳＣと、ＬＣＣの中間のポジションを確保し、見事再建を果たし、今では国内だけに特化したサービスを徹底し、ＡＮＡと同じほどの売上を誇る企業に成長したのです。
　先週も利用しましたが、たまたまポケモンジェットでしたが、お子さんには、ポケモングッズをプレゼントしていましたが、飛行機内もポケモンキャラをふんだんに散りばめていたのです。
　このように、再建するためには、今までの延長戦上のやり方では、破産してしまいます。
多くの負債を抱えて走るのですから、2倍以上の売上がないと、滞納金と利益から税金を支払うとなると、並大抵の努力では、再建は不可能なのです。
　新しいことをやろうとすると、お金も必要になります。
　もし、現在、再建途中とか自殺などと頭が過ったら是非お気軽にご相談下さい。
　やるなら今です。

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