名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2024/12/09
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
今朝のNHKのニュースによると、『中小企業の合併・買収(M&A)トラブル相次ぐ社員全員が退職迫られるケースも注意すべき』とありました。
この手の事件は、最近頻繁に耳にします。
何故、このようなことになるのか?を考察すると、
どの会社にM&Aを依頼したのか?わかりませんが、どこか不動産屋さんなどが介入して売主に便宜を図るために、細かな調査や作業を省略して、早急に手続きをしてしまう。
コンサルタント会社と称する知識経験のない人に進められるまま依頼をして、債権債務をきちんと調査しないまま、漫然と手続きをしてしまった。
この2つが思い浮かびます。
私は、経営コンサルタントになる前は、弁護士事務所に勤務していたので、この手のことは仕事上扱ってきたので、よく知っているつもりでした。
「売る。買う」という行為は、お互いの資産状況を把握した上で、行なわなければなりません。
そうすると、お互いの税理士に調査を依頼して、債権債務を把握することとと、銀行の協力も必要になります。
不動産があるのなら信頼のおける不動産屋に物件調査もしてもらわなければなりません。
ちゃんとした経営コンサルタントに纏めてもらいこうしたことをきちんとしていれば、取り敢えずは、問題がないと思うのですが、不動産屋のような経営コンサルタントに頼むと、こうしたことが起きてしまうのではと思います。
それと、私の経験則で言うと、儲かっていて利益を出していれば、そのまま会社を継続していればいいのですが、M&Aを行うということは、売主側に事情をあることを忘れてはいけません。
売上が下落して止まらないので、今のうちに会社を売ってしまおうと考えている人もいるのです。
恐らく、最近の船井電機もこうした理由があり、いろんな欲深い人が介入して財産を喰われてから破産の申立をしたのだと思います。
私は、倒産寸前の企業の社長や取締役を依頼されて経営を引き受けて再建することがありますが、M&Aをすると決めたのなら、売上を伸ばしてからやらないと後々トラブルになる可能性が出てくると考えているので、こうしたことが起きないように売上を伸ばしてからM&Aをします。
何故なら、どんどん売上が激減していくと、「騙された」となるからです。
私は、弁護士事務所勤務していた時に、93憶もの負債を抱えていたホテルの再建を頼まれましたが、この負債をこしらえた先代オーナーから再建できると言うのなら社長になって欲しいと懇請されました。
メインバンクからは、このオーナーの錬金術の手口(儲けた数十億を全て隠し財産にしている)を聞いていたので、どうしても口出しをさせると、再建はできないと判断し、あとは社長になることを断る口実として、「全株額面で買わせてくれるのなら就任してもいい」と条件を付けたのです。
本来なら年商8億で93億もの負債があれば、本来は、株価は0です。
ホテルの敷地は560坪、隣接している駐車場は110坪。バブルの時代は、坪単価3000万円ありました。
ところが、私が引き受けた時は、資産価値も10分の1に下落していました。
オーナーは、株の譲渡を予想と違い快諾したので、仕方なくM&Aしたのです。
ところが、あとから問題がたくさん湧いてきました。
オーナーは、ギャンブルが好きで、借用書を交わし、ホテルを連帯保証人として3000万円賭けマージャンしていたり、生命保険を担保に差し出させギャンブルをして死者を出させていたことも発覚したりで、とんでもない事件にも巻き込まれたりしました。
こうした隠れた債務も出てくる可能性もあるので、慎重に調査をしなければなりません。
それでも、全て私が解決して、損益分岐点を超える額の売上4憶を作り、今度は私が、大きな企業とM&Aを成功させたのです。
この4億の売上を作ったことも社員の努力の賜物ですが、こうして社員を教育して力を付けささすこともM&Aをするには、大切なことです。
新しいオーナー会社は、できない社員からリストラして行くからです。
よって、私の使命は、「売上を伸ばす」「社員をできる社員にする」「贅肉は営業に支障がないぐらいに落とす」
こうして、ちゃんと再建してからM&Aを成功させるのです。
破産する覚悟があれば、何でもやれます。
死ぬ覚悟があれば、どんなことでも我慢できます。
立ち上がるのは、今しかありません。
やるなら今、生きている間に悔いが残らないためにも今やるしかありません。
お気軽に、先ずは相談からです。
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