名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
最近、粉飾決算して、倒産する企業が増えているとのニュースを多く見かけます。
帝国データバンクによると、2024年のコンプライアンス違反倒産全体の負債総額は「3,790億6,400万円」（前年比28.2％増）に膨らみ、中堅企業にまで影響が広がっているとのことです。
件数で見ると、2023年の「192件」から1.6倍の「320件」に急増しており、件数は過去最多だったという。「違反内容」を分類してみると、その内訳は以下の通りとなったとのことです。
税金関連176件
不正受給39件
粉飾決算20件
雇用関連12件
しかし、これらの数字は、表に出た企業のデータであって、他にもたくさん粉飾しても再建できずに倒産している企業がわんさかあるのです。
これは、コロナ禍のゼロゼロ融資の時に、売上が急激にダウンしたと見せかけ、不正に融資を受けた企業が多かったので、一斉に調査が始まったので、不正が露見したのだと思います。
私は、粉飾して会社をよく見せる行為は、ほとんどの中小企業が行っているので、これだけなら仕方がない範囲だと目を瞑りますが、
粉飾して税金をごまかす。
コロナ融資を受けるために、粉飾して助成金を受け取る。
売上を上げて、黒字に見せて、銀行から融資してもらう。
などは、詐欺に当たるので、犯罪に該当するので、決して許されるものではありません。
私は、決算書を見たら粉飾していることを、だいたい見抜きますが、売上をもっとあるように見せかけて黒字にすると、その分税金を余分に支払うことになるので、あとで大変だと思うのですが、これに手を染める企業があとを絶たない。
もし、そのようなことを考えているのなら、実行する前に、お気軽にご相談下さい。
私の事務所には、銀行や他のコンサルタントから「もう破産しかない」と見放された人がほとんどです。
自社の生死に関する相談がほとんどなのです。
やるなら今です。
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