経営コンサルタント毛利京申
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名古屋を中心に全国で中小企業のコンサルや講演活動や経営に苦し...

名古屋を中心に全国で中小企業のコンサルや講演活動や経営に苦し...

2023/04/11

名古屋を中心に全国で中小企業のコンサルや講演活動や経営に苦しんでいる企業の再建業務をしている経営コンサルタントの毛利京申(もうりたかのぶ)です。

私の趣味の中に、「キャンプ」があります。
最初にキャンプを始めたのは、小学5年生でした。
みなさんは、『スノーピーク』というアウトドアブランドをご存じでしょうか?
その昔、スノーピークは、新潟県の小さな金属加工問屋でしたが、キャンプ用品を手掛けるようになり、私が社会人になり、クルマでキャンプに行くようになった時にステンレス製の食器類を製造販売している高級ブランドというイメージでした。
この手の商品のほとんどは、アルミ製の無名ブランドが多く、スノーピークはこれらのブランドよりも高価で、一線を画しているような感じでした。

その後、スノーピークは、どんどん業績を伸ばし、遂に上場も果たし、2021年度の決算では、257億円もの売上を記録し、金属加工で有名な燕三条では勿論のこと、日本でもトップレベルの企業に成長したのです。

1990年頃には、第一次キャンプブームと言われ、その数2倍に膨れ上がり、1996年にはキャンプ人口も1580万人もいたようです。
その分、にわかキャンパーが増えて、マナーがめちゃくちゃ悪い人が増えて、キャンプ用品の盗難が相次ぐようになり、中にはテントごと盗まれる人もいたようです。

当時は、海外のアウトドアブランドもたくさん参入し、日本でも多くの企業が参入してきましたが、二次ブームが去ると、それらの企業は、アウトドアから去って行きました。

『刺激がなければ面白味がない』
これが、私の持論です。
昔は、キャンプと言えば、春から秋にやるシーズンと言われていました。
ところが、スノーピークは、冬にやるのがキャンプの醍醐味と考え、焚火台やストーブなども戸掛け、どんどんキャンプ道具から普段使いもできる道具を手掛けるようになり、遂にキャンプ場まで手掛けるようになりました。
冬キャンプは、凍結のために水場は使えない。トイレはぼっとんというイメージだと思いますが、水栓で暖房便座で、至れり尽くせりで、冬こそ、虫がいないし、空気が綺麗でマナーもいいと積極的にキャンプ業界の大手に成長していったのです。
「高くても長く使えるいいものを」というコンセプトだったと思います。

スノーピークは2020年には、『衣食住働遊』
を事業テーマに掲げ、
アーバンアウトドア(住)
キャンピングオフィス(働)
レストラン(食)、
温浴施設(遊)
とどんどん事業の幅を広げているようです

新規事業はと言うと、主力のキャンプギアやアパレルよりも規模は小さいものの、キャンパー以外の層を巻き込み、スノーピークの掲げる“自然志向のライフバリュー”を伝える役目を担う。ということです。

私は、2年前に、燕三条まで行き、この会社や、他のメーカーの商品を見てきましたが、関燕三条は、新潟県を上げてステンレス加工の商品に力を注いていることが理解できました。

これをみても、一つの仕事というか1つのキャンプ用品に留まらず、キャンプという遊びを創造する商品即ち、キャンプ道具から日常品、アウトドアファッションとどんどん進化させているところが、成長を続けている特徴と言えます。

会社の成長を願うのなら、進化です。
変化を嫌い、失敗を恐れ、立ち止まったり、足踏みしていても確実に靴は減るのですから

https://mouri-consultant.jp/


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