名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
こんにちは
　今朝の中日新聞にコロナのゼロゼロ融資で借りた企業が返済できず次から次、倒産しているようで、１月から６月までの間に4042件もの企業が命を絶ちました。
　今後益々増えていくようです。
　私が、いつも思うのは、どうして借りる前に、業況を改善するために行動しないのかです。
　がん患者が、末期宣告されても、手術しないで抗がん剤を注入しようとしても単に延命しているに過ぎません。
　経営改善とは、先ずは膿を手術して取ることです。それをしないで、経営改善はできません。悪くなったところを全部取って綺麗にしてから着手するのです。
　よって、融資を受けるのなら、まずは経営改善をしてから方向性を決めて融資を受けることです。
　そうでなければ、砂漠に水を撒くのと同じことなのです。

　単に、資金繰りが悪くなったから借りるでは、「どうやって返済するの？」と聞かれても返事はできません。
　私は、先ずは決算書を見て、事情聴取して伸びしろをみます。
　それから運転資金がどこまで持つのかを見ます。当たり前の話ですが、途中で資金が尽きたら返済は止まってしまいます。
　だから本当は、数か月借りなくても余裕を持って相談に来て欲しいのですが、そのような会社は本当に少ないのです。
　銀行から破産したほうがいいと言われ、初めて「これは一大事だ」と私のところに来るのです。
　もし、コロナのゼロゼロ融資を受けているのなら、すぐに行動することをお勧めします。

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