名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
こんにちは
　今日も雨です。来週ぐらいには、梅雨が明けるでしょうか？
　では、早速始めたいと思いますが、よく「どん底に落ちた人ほどうまく行く」と言われます。
　週刊ダイヤモンド誌にも「どん底を経験した人は、失敗も成功も経験しているので逆境に強い」と書かれています。
　しかし、私は今まで７社の代表取締役や取締役を経験し、18年間勤務していた弁護士事務所勤務時代に自己破産を5000件ほど経験してきましたが、その中で、同情して他の会社を紹介したり、会社を設立して、代表者に就任させてもうまくいった試しはありませんでした。
　これはどうしてでしょうか？そもそも破産した理由が、「自分は悪くない」「自分には責任がない」「偶々運が悪かったんだ」と思っていて、心の底から反省したり、どうして失敗したのだろうと検証していないからだと思いました。

　私も順風満帆ではありませんでした。2001年４月に大型焼肉店をオープンするも９月に狂牛病の風評により、12月に閉店したことにより、総額2億円以上もの負債を抱え、会社は廃業で、その支払いを私個人で継続しています。
　普通なら、とっくに破産で、私自身も自己破産しなければやっていけません。

　どん底と聞くと、どこまでがどん底になるのか？ということになりますが、私の場合は収入が数年何もない。仕事もないことが続くことを言います。
　そんな状態をどん底と思っていますが、何故こんな状況に陥っても破産せずに継続して返済を続けていけたのかは、何をやれば結果を出すことができるかを知っているからだと思います。
　優先順位をつけて、コツコツと当たり前のことを実行してこれたからだと思います。
　それは、私は、法律的知識があって、経営者でもあるので、いろんな引き出しから知恵やアイディアを出して、どうやって前進すると再建ができるのかをしぶとく考えてこれたからだと思います。
　多くの人は、「自分が無理」だと判断すれば、「誰がやっても無理」だと思ってしまうのが特徴です。一度再建できないと思い込むと、それ以上の考えが及ばなくなり、思考回路が停止してしまうのです。
　私が３年以上コンサルしてきたか企業は100％再建してきました。
　そして、共通したものは、素直な人だったということです。
　先週も新しいクライアントになった経営者は、何度もどん底に落ちたようですが、今回は、自分でやるのは無理だと判断され、ネットで検索されて、私の事務所に来られました。
自分で情報を取る。これ以上は、プロに頼んだほうがいい。と判断されたようです。

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