名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
こんにちは
　今日も暑い日が続きます。
　今日は、「高額な商品を売るときは、ストーリーを作る」ということについて、お話したいと思います。
　皆さんもボールペンの１本や２本持っていると思います。
　しかも、いろんなところから広告の入ったペンを貰い、どんどん増えていくのが現状だと思います。
　しかし、お客様と打ち合わせをしながらメモを取ったり、ホテルにチェックインする時に、また、フロントでサインする時に、ホテルマンから袖元を見られ、腕時計や小物で値踏みされたりするので、１本ぐらいは、少し見栄えのするボールペンを買っておこうと思って、丸善へ行きました。
　すると、写真の「ポルシェ・デザイン」というブランドの無骨なボールペンが目に入りました。
　価格は、たしか30,000円ぐらいはしたと思います。
　しかし、ボールペンで30,000円は高いと思っていると、店員がやってきて、「それいいでしょ？」と声をかけて来たのです。
　話を聞くと、チタンという素材は、加工がとても大変だということと、ポルシェ・デザインは、ポルシェというクルマのブランドですが、時計も製造していて、世界で初めてチタン製の時計を作ったことや時計には、チタンの上にブラック塗装していますが、これも傷がついても剥がれないＰＶＣ加工という技術もクルマの板金塗装技術から来たものなんですよ。」ということを教えてもらいました。
　すると、「では、これ下さい」と言ってしまったのです。
　これらの説明なしでは、到底、手を出さなかった価格です。
　やはり、高価な商品を売るときは、ストーリーを作ることがとっても大切ですね。

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