名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
　こんにちは
　私の事務所には、「企業再建」の相談が圧倒的に多いのですが、私は事業承継も社員教育セミナーも行っています(笑)
　しかし、これは全て企業再建には必要なことなのです。
　企業再建するには、売上を更に伸ばすことが必須になります。
　そうであるなら「売上を伸ばすことができる方法」を知らないことには再建できません。
　では、売上を伸ばす方法とは、どんなことなのでしょうか？
　中小企業の経営を見ていると、今まで営業と呼べることをしたことがない。という会社が多いような気がします。
経営者の昔作った人脈だけで、経営しているのです。そうなると、どんどん高齢化してくると、徐々に顧客が減少傾向になります。
今まで、仕事を出してくれた得意先担当者も高齢化して、世代交代してくるからです。
そうなって、初めて営業をするようになるのです。
しかし、これは以前から想定できたことなのです。
そうなれば、社員教育をし、営業の仕方を教えないといけませんよね。

次に、人材不足です。人がいないから仕事を取ることができない。人さえいれば、売上を伸ばすことができるという業種も多いのです。
求人募集しても人が来ない。リクルート誌やネット求人にお金を出しても全く来ないという会社もたくさんあります。
これは、私から言えば、この方法は無理です。
何故なら、お見合いを考えて下さい。
給与、待遇などの条件などを並べても競合他社よりも優れた条件はあるでしょうか？
お見合いをする女性は、条件のいい人から選んでお見合いを申し込みます。
だから、事業承継案件で、会社をそのまま引き受けたり、廃業したい会社の社員を引き取ることをするために、私はこれらのこともビジネスとして引き受けているのです。
これも１つの新人を入れるための知恵なんです。

よって、赤字を解消しようとする極意は、問題があれば放置して、来期を運頼みにするのではなく、すぐに解決しようと行動することなのです。
求人をかけても来ないで済ますのではなく、次なる一手が、重要なんです。

先週、クライアントの土木工事会社の経営者と恒例の年に一度の今期の試算書を持参して挨拶回りしました。
土木工事会社は、日本一人が集まらない業種一位です。
その時に、社長が「上位企業から班を増やしてくれ」と言われているけど、人が集まらないという話をすると、支店長から「昨年、事業承継の話をされていましたがどうなりましたか？」と尋ねられました。
昨年、この話をすると、「成程、いい考えだ。銀行も事業承継に力を注いでいる」とのお話でした。
このように、企業再建や売上を伸ばしたいと考えているのであれば、結果がでなければ次の一手をやることが、企業存続の秘訣です。
　　

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