名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
早速ですが、今年、中小企業向けの新型コロナ対策の無利息・無担保融資、所謂ゼロゼロ融資の返済開始になり、信用保証協会などの代位弁済が本格化し、その代弁した総額がバブルの時に迫っているとのことです。
私が、この融資の担当者ならこんな融資はしませんでした。
何故なら、私は昔、成り行きで飲食店経営をしていました。
ところが、2001年9月10日に突然起きた狂牛病の風評。
4月にオープンした大型焼肉店の売上が、９月６割ダウン、10月７割ダウン、11月８割ダウンと、やればやるほど赤字になり、止む無く12月に閉店をしました。
全国の食肉関係者に激震が走った出来事です。
これにより、国産牛を輸入牛だと偽り、日本ハムや雪印などが、バッシングを受けたことがありました。
私の知っている人でもこれにより３人自殺しました。
私は、給与を取っていなかったから、何をやっているのかわかりません

今のコロナ融資のようなものがなかったので、バタバタ焼肉店は倒産していきました。
そんな経験があるから、この融資ができたと思います。
しかし、よく考えて見て下さい。
誰も狂牛病に罹った肉を食べていない。
狂牛病にも感染していない。
そんな状況なのに、マスコミが毎日イギリスのよいよいの牛の動画を流し、脳障害を持つ子供の動画を約２年に亙り報道したのです。
こんなことを繰り返せば、お客が戻る筈はありません。
コロナの場合は、いつコロナ禍が終わるのか見当もつきません。
そんな状況なのに、見境もなくバンバン融資をすれば、こうなるのは当然と言えます。

当時からゾンビ企業が蘇った。と揶揄されたゼロゼロ融資
もっと、窓口だった銀行にも、過去の実績を加味させて審査をさせればこんなことにはならなかったと思います。
こんな融資に頼るのではなく、自力で成長できる企業にしてみませんか？

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