名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
今日は、私が初めて再建らしい仕事をした時のことを想い出してお話ししたいと思います。
先ずは、私が法律事務所に勤務していた時にホテルの再建の相談を受けて、ずるずる引きずられてホテル経営をすることになりました。
そのホテルがこの画像のホテルです。
私は、実績としては、自己破産の申立てを5,000件行った時に、失敗した経営者から事情聴取して失敗の原因を把握して、「失敗しない経営とは」ということを見つけ、経営しようと思いました。
ところが、一旦倒産の一歩手前まで来ている会社は、
1、 波の誰もがやれる。誰もが考えの及ぶことをしても再建は無理なこと
2、 あっというようなサプライズのやり方を考えて、やらなけばたちまち破産してしまうこと
3、 債務の額による販売戦略を練らなれば、再建ができないこと
を知りました。
年商8億で負債が93億でしたので、元々は再建なんて誰も考えないのかもしれませんね。
よって、債務を例えば5年で完済するには、どれだけの売上を生み出す何かをしなければならない。という考え方です。
その3年後、ホテルを再建したあとに、大型焼肉店をオープンするも、5カ月後に狂牛病の風評で敢え無く閉店を余儀なくされ、2億もの負債を抱えてしまい大変な人生を歩みましたが、あとの方から時間があったので、アメリカのマーケティング論の通信講座を受講し、2年間もの間勉強することにしたのです。
経営コンサルタントになり、独立しようと思っても、他人に対しマーケティングとは何か？セールスとは何か？経営とは何か？ときちんと理論的に説明できなかったからです。
あとで知りましたが、このことをきちんと説明できる経営コンサルタントも少ないとのことでした(笑)

アメリカのマーケティング論は、ずばりで反論できない言葉の重みがありました。
解りやすく言うと、理論や経営方針なんてクソ食らえ。兎に角「売上」だと言うのです。
売上さえあれば、経費が高い、人件費が高いなどは全て解決できるという考え方です。
よって、先ずは売上をどうやって上げるのか？に特化した考え方なのです。
売上を上げてから、経費などに手をつければいいということでした。
確かに、人件費率なんていう理論を出すと、人を雇えません。
正直、給与が安いから募集しても人が来ないのです。
よって、売上さえあげれば全て解決できるという論理です。
確かにそう言われればそうなんです。
ピンチに陥っている会社に対し、ゆっくり理論でせめてもそのうちに倒産してしまうかもしれません。
翌月にもすぐに売上をあげるようなことをしなければ経営上厳しいのです。
そのようなことを私は実践しています。
要するに、先ずは「売上」をどう作るのかに特化した考えです。

よって、ホテルの場合は、年商の13倍も負債を抱えている場合は、1,000万や2,000万の売上を伸ばしても、倒産してしまえば、意味がないのです。
もし、あなたの会社は負債が多くてピンチならばすぐにでもご相談下さい。
きっと解決できる方法があります。

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