経営コンサルタント毛利京申
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誰もが大きく勘違いしていること

誰もが大きく勘違いしていること

2024/03/02

誰もが大きく勘違いしていること
「企業再建に着手する前に・・・」
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
私たちのほとんどの人は、毎日真面目に仕事をしています。
しかし、その努力がどれだけ望んでいることを実現しているでしょうか?
「事業計画書」を書くということは、思考を明確にするだけではなく、課題や問題点を洗い出してくれるので、誰もが薦めていますが、事業計画書を書いたら望んでいることを実現できるかと言えば、「No」です。
では、どうして実現できないのでしょうか?
私は以前弁護士事務所に勤務していましたが、その事務所の弁護士は、高等裁判所の裁判官をしていたお人で、準備書面(裁判上での主張書面のこと)を書くときに言っていたことがありますが、「長けれりゃいいと言うものではない。基本的に長い文章は読まない」と言われたことがあります。
長くても4~5枚で、最後まで読ませる文章にしなければならないと常日頃言っていました。
これは、どういうことかと言うと、「言語化」のことを言います。
明確に言ったつもりでも明確になっていない。
言われたこと、書いてあることを、いざ実行しようと思っても、何をどうすればいいのかわからないということはありませんか?

学生時代から「人間の脳は死ぬまでに3%しか使っていない」「筋力は20~30%しか使っていない」とよく聞いていましたが、ハーバード大学のジェラルド・ザルトマン教授によれば、人間の意識の95%は言語化されていないそうです。
感覚は持っていても、95%は自分で認識できずに「なんとなくそう思う」レベルになってしまっているということです。
そうであるならば、自分の感覚を言語化していないことになるので、当然に相手には、更に伝わらず、1%ぐらいしか伝わらないことになります。
そうであるならば、残り95%の自分の感覚を言葉や文章にできれば、自分が望んでいるものを自分で明確に把握できるようになります。
昔から、考えを文章にしたほうが、相手に伝わるし、文章化することにより、自分も更に目標を明確にすることができると言われているから文章にするわけですが、思考の5%しか使っていない脳で、文章を書いても全く伝わらないことになります。
そうであるならば、どのようなことに注意したり、どんなことを纏めることが大切なんだということを理解することにより、口頭でも文章でも非常に大切になります。
1を言って10を知るなんてことはありません。
その自分が10を言ったと思っていても、相手には1ぐらいにしか聞こえていないのです。

よって、本当に自社を大きくしたい。お金を借りたい。再建したい。と本気で思うのなら先ずは、伝えること。言語化する意味を理解して事業計画書を作成するようにしましょう。

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