名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2024/05/14
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
最近、「会社の事業承継やM&Aで、トラブルが相次いでいる」というニュースを目にしました。
私も事業承継やM&Aをやっているので、少し前のめりになって読んでみると、「これは詐欺だ」「世の中、悪い会社が多いな」とかなり憤慨しました。
私は、弁護士事務所勤務時代に、何の相談かは忘れましたが、たしか幾重不明になっている長男のことだったような気がします。
その時に、会社と個人の不動産の権利関係がいびつだったので、社長に「これを早くに事業承継を済ませて、処理しておかないと。あとでトラブルになりますよ。」と帰り際アドバイスをすると、「はい、わかっています。」と少しニヤリと笑みを浮かべて帰って行かれました。
その2年後、当時同行していた後継ぎの次男が、事務所にやってきて、社長である父親が亡くなったこと。
長男がひょっこり戻ってきて、相続財産についてのトラブルについて話をしてきました。
私が心配していた事業承継のトラブルでした。
結局、会社を全て処分して、相続財産として換価して会社もなくなってしまったようです。
私は、クライアントから懇請されて、ホテル経営をしていましたが、3年間で営業利益を出すようにしてM&Aをした経験があるので、経営コンサルタントになってからも事業承継もやるようになりましたが、事業承継やM&Aは、簡単に言えば、事業承継は、社長が引退し、次の社長は誰がやるのか?」ということで、M&Aは、「会社をいくらで買いますか?」と言うことです。
事業承継の場合は、例えば、2代目にあとを継がせてもすぐに倒産してしまうと大変なので、帝王学や経営を指導しながら事業承継します。
後継者が決まっていなければ、黒字化して利益を出してから事業承継をするか?
帝王学を教えながら社長に就任してもらいます。
そして、「M&A」です。
これは、会社の売買なので、基本的には、会社の価値を計算し、価格をつけて、売りに出さなければなりません。
そうなると、売る側の会社の資産や債務、担保、借金などを全て表に出して債権債務を目録にして出します。
不動産があれば、担保と不動産価格を出さなければなりません。
恐らく、どちらの会社も税理士さんがついているので、あまり問題がないと思いますが、この事例によると、あまり税理士が関与していなさそうな内容でした。
話を聞くと、不動産会社グループに騙されたようで、お金だけ貰ってM&Aの手続きがなされていないので、会社の買主からもらったお金を着服して逃亡したということのようです。
これが、約30社もあるようです。
そうなると、お金が1円も貰えず破産してしまうという結果になった会社もあるようです。
必ず、M&Aをするには、税理士とメインバンクも入れて話を進めないと、隠れ債務が出て来たり、他にも問題が隠れていたりする可能性が高いのです。
特に、銀行からの紹介の大手事業承継などを扱っている法人に依頼すると、手数料を全て不動産も試算も合算して計算するので、2000万3000万円請求させるのがザラになります。
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