名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
　こんにちは
最近、業種関係なく、どこも人出不足だと言います。
　人口は、減っているのは事実ですが、企業の人材が遥かに減少しているのです。
　ということは、少子高齢化により、定年した人が増えていることと、若者激減しているので、学校を卒業しても圧倒的に人材が少なっていることが、伺えます。
　昔は、人出不足倒産という言葉は、あまり聞いたことがありませんでした。
　しかも、昔は、正規雇用になりたくてもなれない多くの人が、非正規雇用という働き方を余儀なくされた労働者が多数発生しました。
　ところが、現在では、非正規雇用という働き方は、もはや正規の職がないから選ぶ仕事ではなくなってきているようなのだ。
就業形態別の就業者数の推移を確認してみると、正規雇用者数は1997年の3812万人でピークだったあと減少が続き、正規雇用者数が最も少なかった2014年には3288万人まで減った。
しかし、その後は増加に転じ、足元の2023年は3609万人まで増えている。 非正規雇用者は過去からずっと右肩上がりで増加してきたが、近年ではやや減少傾向に転じている。　非正規雇用者数は2019年に2173万人で過去最高を記録、その後2023年は2112万人と若干減っている。結果として、非正規雇用者比率は2019年の38.2％から2023年には36.9％に低下しているのだ。
　自営業者も正社員も減少しているのだ。
　これは、会社を辞めて晴れて独立して、創業してもうまく行かない可能性が高い。
　正規雇用してもその後、給与は上がらない。いつ倒産するのかわからない正規雇用よりも非正規雇用の方が、時給も頻繁に上がるし、自由に時間を使えるメリットもある。

　このような流れをみると、少しでも早く景気回復して給与のベースアップする魅力ある企業にしなければ、今後益々、正規雇用のなり手がいないような気がします。
　私は、多くの倒産寸前の企業を手掛けて来ました。
　このまま、ベースアップできない経営をしていると、今まで以上の人材不足に陥り、もれなく倒産です。

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