名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2025/02/18
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
今日は、「どうして中小企業は、大企業と比較すると高い倒産率になるのか?」
についてお話したいと思います。
こう書くと、「当たり前だろ」と思われるかもしれません。
毎年の確定申告では、約70%もの企業が赤字申告しています。
しかも、約25%ほどの中小企業は、融資を受けた金融機関に対し、リスケジュールをしています。
大手企業は、人材の能力、資金力、商品(売り物)、何を取っても中小企業よりは格上です。
ところが、この比較は、中小企業が大企業と同じ土俵で、戦った場合のことで、大企業とガブリ四つで、戦いに挑む中小企業はありません。
中小企業は、大企業にできない中小企業らしさがあります。
この世の中、大企業だけでは、機能はしません。
では、この資金力、人材力を抜きにして中小企業と比較すると、何故弱いのかを言うと、中小企業は、社長の独断と判断で経営するので、判断ミスが多く、これが積み重なっていくから倒産や破産することを経験しました。
例えば、現在、70歳を超える中小零細企業の経営者は約240万人存在しますが、そのうち約半数は、後継者不在のままです。
何もしないでいると、経営者が突然亡くなったり、病に倒れあと5年のうちに60万社が黒字倒産するとの可能性だと言います。
これも、70歳以上の経営者の心理としては、「俺はまだまだ大丈夫だ」と根拠のない自信を持っていて、他人のアドバイスを聞こうとしません。
そうなると、経営者不在になり、倒産する道を選択するしか方法はなくなってしまいます。
1人でも優秀な役員がいれば、倒産を回避できる可能性も出てきますが、それでも代表者が急死してしまうと、債務の承継、担保名義の変更などの金融機関との話し合いができなくなってしまうので、倒産しか選択肢がなくなってしまいます。
私は、以前、経営コンサルタントになる前は、弁護士事務所に勤務していました。
この時に、5000件以上もの破産申立をしましたが、経営者から破産に至る事情を聴取して書類を作成をしていくのですが、破産する企業は、99%経営者の判断ミスが原因だと知りました。
この判断ミスを説明しますが、人は誰でも細かい判断を一日数千回いや数万回繰り返して生きています。
クルマの運転でも1つづつ、ここでブレーキ。ここでアクセル。
そろそろ昼ご飯を食べようか?では何にする。どこで食べると細かな決断です。
仕事でも、売上が下がったなぁ、どうしよう?いや別にこれぐらい大丈夫だというように、何もしない決断をします。
ここで、大きな決断ミスをしているわけなのです。
だから毎年70%以上もの中小企業が赤字申告をしていずれ倒産の道を歩むのです。
このような時に、耳の痛くなることを助言してくれたり、アドバイスをしてくれる人が必要になるのです。
これが、大手企業との違いです。
私は、今まで3年以上コンサルを継続したクライアントは100%再建に導いて来ました。
これは、「このままでは倒産してしまう」と危機感を持って、勇気を持って相談に来たから再建できたのです。
中には、赤の他人に決算書を見せるのは恥だと言って、「他人に見せるぐらいなら倒産したほうがいい」と訳の判らないことを言う経営者もいます。
経営で迷っているのなら行動して下さい。
赤字のままに放置しないで下さい。
このようにしていると確実に倒産してしまいます。
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