名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2025/02/25
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
今日は、「中小企業が、求人募集しても人材が集まらないので、無理をして高給で募集する」ことについてお話したいと思います。
これは、所謂「人材不足の解消するための方法」のお話です。
私は、学生時代から弁護士事務所でアルバイトしていました。
1981年に大学卒業後、そのまま就職し、日給3,500円でそのまま就職しました。土曜日も終日仕事で有給休暇もなく、お盆休みは3日間しかなく、お正月は、お役所と同じカレンダー通りでした。
その後、27歳の時に、裁判所の書記官からヘッドハンティングの連絡を受けて他の弁護士事務所に移籍し、40歳まで勤務しながら会社経営(再建業務)をしておりました。
この27歳の退職時の給与は、税込み130,000円でしたので、マクドナルドのバイト君よりも安く、年収換算すると税込155万円だったので、一般企業と比較すると3分の1という低所得でした。
当時の27歳時の一般企業の給与平均は4,525,000円でしたので、如何に低賃金で、雇用されていたことが理解できると思います(笑)
当時は、労働者に対し、今のように優遇されていないので、保険も国保で、雇用保険もありませんでした。
私の事務所の弁護士は、「勉強させてやるから給与はいくらでもいいだろう」と言う徒弟制度のような感じでした。
私は、一人っ子だったので、実家のある町(北海道)で起業することが目的でした。
しかし、実家へ帰っても何をやるのか。何をやりたいのかも漠然としていたので、先ずは、人生の勉強をするために、一般教養を身に付けること。
「法律を制する者は、全てを制する」という言葉がありますが、この言い伝えは、『法律が社会を統制する機能や活動促進機能、紛争解決機能、資源配分機能など、幅広い役割を担っている』ことを示唆する表現ですが、この言葉が刺さり、先ずは法律を知る知識は、邪魔にならないと考えたことが、当時の進路のきっかけでした。
よって、「自分が何をやりたいのかを見つけることができるので修行」と考えていたので、給与が安くても全く気にしていませんでした。
しかも、弁護士事務所には、いろんな優秀な経営者が出入りする場なので、法律以外にも生きた経営のことを学ぶことが、できると思っていました。
よって、自分の人生を考えるのなら生活できる程度のお金があればいいと満足していたので、他社と比べることはありませんでした。
しかし、世の中、給与の額に飛びつく人がほとんどです。
私は、いろんな企業の役員を経験し、更にクライアントの企業の面接にも立ち会ってきた経験があるので、よく解りますが、面接時に自分の条件にこだわる人、高給に飛びつく人は、仕事ができない人がほとんどでした。
どの業界も人出不足なので、中には体力以上の給与を提示して募集をかける企業が出てきます。
このようなやり方は、大手企業では許されるかもしれませんが、弱小企業でこれをやってしまうと、ダメ社員がきてしまう可能性が大です。
しかも、後日、売り上げが減少してしまい一律給与を下げようとしたときに、無理をして入社させた人は、給与を下げるとたちまち退職してしまいます。
よって、自社のビジョンを計画にして事業計画を立てて、売上を伸ばす術を考えて、それが決定してから給与を上げるべきなのです。
退職する理由は、給与が安いという理由よりも、対人関係や会社の環境が一番の原因のようです。
やりたいことをやらせてもらえる。
やりがい、生きがいを求めることができる環境作り。
好きなことをやれれば、給与が低くてもやりがいを見つけてくれる社員を育てることが経営者に求められる資質の1つです。
このような企業は、環境造りが大切になるんです。
私は、クライアントの会社を救うために無給で、ホテルの社長を引き受けて再建したり、自殺を考えている経営者を救うために経営コンサルタントになりましたが、若い頃は、今の仕事をしているとは夢にも思っていませんでした。
「人生は消しゴムのない芸術だ」という言葉があります。
その道のプロなら自分の生き方にこだわり、人生とは何かを考えてもらえるような社員を創れる会社にして下さい。
転職を繰り返す人は、同じ業界で、しかも同業他社を何度も退職を繰り返しているだけの人が多いのです。
目先のたった数万円のことに執着し、自分の一生を賭けるなんて、つまらないと思いませんか?
このようなことを教えることができる経営者になって下さい。
これからは、給与が高いからいい人が入社するという時代ではありません。
会社の風土やビジョンに惚れて、その会社に入社するか否か決めるのです。
人生を駆け抜けている人は、その会社で、何かを極めてから独立したり、天職するための武器にしたりしています。
もし、求人しても全く新入社員が入社しないと嘆いているのなら、是非ご相談下さい。
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