名古屋は外様を育てる街──水野隆氏旭日双光章の夜に感じたこと
2026/08/31
名古屋は外様を育てる街──水野隆氏旭日双光章の夜に感じたこと
名古屋を拠点に全国で活動する 経営コンサルタントの毛利京申です。
昨日は、地元の重鎮であり、 創業100年を超える料理屋「水徳」の会長・水野隆さんの 旭日双光章受章パーティに参加していました。
会場に入った瞬間、 名古屋という街が持つ“歴史の厚み”が空気の層のように漂っていました。
水野氏は商工会議所副会長、商店街会長などを歴任し、 多くの三セク会社の株主・社長を務められた方です。
さらに、何と 人間国宝・加藤幸兵衛氏(尾張の名家)が参加。 名古屋の文化資本が一堂に会した夜でした。
驚いたのは、会場100名のうち 3分の1以上が東海中学・東海高校の友人・先輩だったこと。
名札を見るたびに 「おお、久しぶり」 「お前も来てたのか」 と、まるで同窓会のよう。
東海は名古屋の中枢に人材を送り続けてきた学校。 医師、経営者、老舗企業の後継者、政治家、文化人―― 名古屋の“血流”をつくる人たちが自然と集まる。
その濃度が一気に可視化された夜でした。
司会は 元NHKアナウンサー・三宅民夫さん。 東海の大先輩で、かちがわ大学にも2回参加。 そして紅白歌合戦の司会経験者。
三宅さんが語り始めると、 会場が一瞬で整い、 祝賀会が国の公式行事のような品格を帯びました。
隣席は料亭「蔦茂」の深田会長。
かちがわ大学の講師でもあり、 町内会の話で盛り上がりました。
名古屋近辺は、老舗が密集する日本でも特殊な地域です。
100年企業が「まだ若い」と言われるほど、 150年、200年、300年企業が当たり前に存在する。
名古屋は信用・義理・筋を重んじる街。 だから老舗が生き残り、 外様にも厳しいが、外様を育てる懐の深さを持っています。
モーちゃんは、いつも思います。
外様として名古屋に来て、 商売をし、人を助け、地域活動をし、 この街で育ててもらった。
生まれた土地ではないのに、 気づけば多くの人脈ができて、 「モーちゃん、来てよ」と声をかけていただける。
外様だからこそ、 一つひとつの縁がありがたく、 一つひとつの出会いが宝物です。
弁護士事務所時代、 私は 松坂屋創始者・伊藤次郎左衛門家の相続関係説明図を 作成したことがあります。
まるで天皇家の説明図のような壮大さ。
名古屋の老舗文化の象徴ともいえる家の歴史に触れた経験は、 外様の私にとって、この街が“信用”で育ててくれた証でした。
水野隆さんの受章パーティは、 名古屋という街の“本質”を改めて感じる夜でした。
老舗が多い街は、信用を重んじる街。 だからこそ、外様でも誠実に働く人を必ず育ててくれる。
名古屋は、私を育ててくれた街です。
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