名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
私は、今までホテル、飲食、不動産管理会社、青果市場・漁業市場の仲卸、製菓製造販売、生花、建築、土木、ガス工事、病院、医療器具製造販売、サプリメント販売、美容室、山の開発業などの会社を代表取締役や取締役に就任して業務を遂行する。コンサルを依頼されて、販売促進や再建業務をしてきました。
受けた企業は、再建もしくは、売上の数倍上げれる仕組みを作ってきましたが、偶に親しいお客さんにどの業種が一番難しいですか？と尋ねられることがあります。

これは、企業規模にもよりますが、今まで行ってきた業種では、市場、医療器具製造販売、開発業が、厳しいなと思いました。
先ず、市場は、支払いサイトが５日しかないことです。セリで落とした商品を卸売市場の元売りに五日後に払わなければならないからです。
その一方で、お客に販売したお金は、翌月末しか入ってこないからです。
この業態は、年末になると通常月の５倍以上の売り上げがあるので、運転資金が月商の５倍以上ないと到底支払いができなくなるのです。これは、そういう取り決めをしたことがダメなんですけどね。
次に、医療機器です。これは、法律が兎に角うるさいからです。薬事法という法律があり、特に医療器具となると、いろんな制約があり、取り扱いが面倒なのです。
それと最後に山の開発業です。これは、時間がかかり、お金がかかるということです。
山の地主を見つけて、砂利や山砂を採取する契約をするのですが、山を借りるか山を買うのですが、それから測量したり、地質調査をしたりしますが、近隣住人の承諾を取りに歩いたり、行政に提出する図面作成など、めちゃ時間がかかるし、交渉事なので、話術なども大切になります。
今、考えると、弁護士事務所にいた時の経験がいちばん役立っていますが、資金繰りと債権者との交渉事などもあるので、簡単な仕事はないということになります。

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