名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
こんにちは
　今日は、コンサルのお話をしたいと思います。
　先ず、経営相談に来られる人のほとんどは、売上低迷と債権者対策についての相談です。
　企業再建、事業再生と言っても、売上が無くなるから経営に支障が来たすのです。
　よって、根本的に解決するには、どうやって売上を上げるかの問題に尽きるのです。
　それには、業種にも寄りますが、緊急を要するのか？少し時間があるのか？によって順番と、やり方が少し変わります。
　それは、内部のことと外部のことに分かれるからです。
　緊急を要するのなら、早急に外部のことから始めます。
　
　ところが、ほとんどのお客は、緊急を要する人たちです。
　そうなると、来月にでも売り上げが欲しいという人たちです。
　恐らく、これを読んでいる人は、「すぐには無理だろう？」と考えていると思います。

　しかし、そうではないのです。
　経営者は、自社のやっていることに対し、自信を持っていて、今やっていることが、最善の方法だと思い込んでいます。
　私のクライアントに、生花店がありました。売り上げのほとんどは、葬儀会社です。
　数十年、同じことをやってきたので、今やっていることに疑問を感じたことがなかったようです。
　生花店は、花き市場の仲卸から毎日配達してもらって、その花を販売しております。
　それを、渥美半島や富士宮市まで赴いて、産地から直接入れることを提案しました。
　その後、直接荷受人（市場の元締め）とも交渉したのです。

　すると、仕入代金が20％以上も削減できたのです。
　そうなると、例えば、売上が３億だとしたら仕入代金が１億3500万円から6000万円に下がるという結果になりました。
　これだけやったとしても利益が7500万円にもなったのです。

　先ずは、どんな企業でも、当たり前でやってきたことでも疑問を持ち、そこを見直すことから始まるのです。

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