名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。

今日の話題は、経営者全般というか誰にでも当てはまる内容です。
ビジネスでも私生活でも何事にも感謝することです。
私には、北海道に96歳になるお袋がいます。
施設に入り、今年で７年になりますが、認知症です。
なるべく多く、北海道に帰省して顔を見せることにしています。
そうすることが、今まで世話になってきたお礼です。

企業の倒産理由の多くは、資金繰りと後継者が不在という理由で、廃業・事業停止もしくは破産するわけですが、この判断は、全て経営者の考えで決まります。

中国の恒大集団は、多大な債務を抱えて破綻状態ですが、ギブアップしていません。
将来的にもこのまま進むと思われます。
これは、中国人のメンタルが、「諦めなければ破綻ではない」という思想から来るのですが、このメンタルは、日本人も見習うべきだと思います。

私も2001年9月に起きた狂牛病の風評により、新築したばかりの大型焼肉店を半年でクローズしてしまいました。
その時の債務が約2億です。
この返済を今でも続けていますが、私のオフィスに駆け込む企業は、こんな状態の経営者も多いのです。

私が、強く言いたいのは、銀行を敵に回すのではなく、感謝して「時間はかかってもきちんと返済する」という意志表示をすることです。
ですから、私は必ず、クライアントの事業計画書を作成していました。
しかも、再建後も作成して毎年銀行へ持参しています。
今年は、元金10％の返済、２年後は20％というようにです。

支店長に尋ねると、お金を借りる時も、借りた後も、返済できなくてもきちんと事業計画書を作成して持ってくる企業は、ほとんどないと笑顔で言います。

銀行は、このような姿勢を評価して、リスケジュースしていても後半には、融資してくれるようになるのです。
現在、リスケして計画書を作成していないのなら是非、書いてみて下さい。
とっても効果的ですよ。

私のオフィスに相談に来られる企業のほとんどは、そういう企業がほとんどです。
私に相談に来られた人で、破産した人はおりませんし、３年間我慢すれば、パーフェクトに再建しております。
それには、強靭な意思を持って、チャレンジして下さい。
「不可能は行動で可能になる」のです。

私も狂牛病の時は、突然のことで、くじけそうになりました。
しかし、家族がいる。社員がいる。取引先もある。
泣いても、わめいても解決しない。
ならば、前に進むしかないという想いで、ここまで来ました。
何事も『1％の自信と99％の行動』です。

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