名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
　おはようございます。
　昨日、岐阜市にある高島屋が閉店するというニュースが飛び込んできました。
　10年ぐらい前からそんな噂がありました。
　都市にデパートがあることは、その都市の財政の一つのバロメーターになります。
　私の意見ですが、人口40万人以上が、デパートの存続できるか否かの境になると思います。
　岐阜市の高島屋は、40～50年前にめちゃ繁栄した柳瀬という一大歓楽街にあります。
　美川憲一の「柳瀬ブルース」という歌は、物凄い流行したことからもとても賑わっていたのです。
　７～８年前、この高島屋で営業していた和食屋さんから経営相談を受けたことがあり、食べに行ったことがありました。
　３店舗経営していた会社ですが、当時も高島屋岐阜店が近日中に閉店するという噂がありました。
　私は、その時に閉店することを勧めましたが、このようなテナントはデパートと運命共同体なので、経営としてはとっても怖い間側ですよね。

　高島屋に来る客が減ると、当然に中のお店も客が減ります。
　そうなると、赤字のままで経営することになります。そうなると、負債がどんどん増えていきます。
ギリギリになって閉店すると、移転費用も出ません。

　最近、Yahooニュースを見ると、必ず倒産情報が出てきます。
　先日は、焼きそば屋、タコ焼屋、お好み焼屋さんの倒産が目立ち、過去最高とありました。
　この手のお店は、デパートとかスーパーなどのテナントに入っていることが多い業種です。
　その倒産理由は、原材料の上昇と販売不振とのことですが、コロナ禍が収束する時に、
「このままでいけない」という期間があったと思います。
自分に知恵がなければ、専門家に相談するという方法もありましたが、その選択は考えなかったようです。
　私は、断言します。
　このままではヤバいと思ったらすぐに行動です。
　この時点で、行動しなかった企業は、もれなく破産か倒産です。

　先ずは、危機を感じたら行動です。
　私の事務所には、こうした問題を抱えた人がやって来ます。
　そして、事務所を出る時は、方針が決まってすがすがしい顔になっています。

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