名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申(も...
2023/10/23
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申(もうりたかのぶ)です。
こんにちは
早速ですが、昨日、一昨日と地元春日井祭りが開催されていましたので、昨日、11時前に少し顔を出してきました。
毎年、少しだけ顔を出していますが天候にも恵まれた影響で、かなりの人が出ていました。
ちょうど昼時でしたので、吉野家があるので、5年ぶりに入ることにしました。
吉野家は、創業1899年創業者である松田栄吉氏の個人商店として営業していましたが、1958年に「株式会社吉野家」を設立し、東京・築地の1号店のみでしたが、年商1億円という驚異的な売上を残しました。
その後、チェーン展開を繰り返し、8年間で266店舗と成長するも出店費用が経営を圧迫し、コスト削減を図り、材料にも合理化を図っていきますが、味が劣化し、客離れと売上の減少を招き、1980年に115億の負債を抱えて倒産してしまいます。
その後、会社更生法により、セゾングループの支援を受けて再建するも、BSE事件により、またまた倒産の危機を招くも豚丼、つくね丼、牛カルビ丼など多彩なメニューを駆使して、ピンチを切り抜けます。
そこからは、経営方針を変えて、はなまるうどんを買収したり、ステーキのどんをM&Aしたりと成長をしています。
やはり、成長するには、ずうっと同じ経営をしていてはだめだということです。
M&Aと聞くと、日本人は知識がないためか乗っ取られる印象が強く、悪いイメージを持った人が多いかもしれませんが、私もホテル経営をしていた時に、そのホテルをM&Aしたことがありますが、これにより5,000万円ほど儲けさせてもらいました。
もし、吉野家が、店舗展開の失敗や方針を変えていなければ、今頃「牛丼の吉野家」は消えていたのかもしれませんね。
よって、「ピンチ」を招いてこのままでは倒産するかもと思っているだけでは、確実に倒産してしまいます。
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