名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
　さて、経営者なら誰もが一度は倒産という言葉が頭を過り、税理士に相談しよう。誰かに相談しようと考えたことがあると思います。
　税理士なら当社の数字のことを熟知しているので、何か倒産を回避する方法をアドバイスしてくれるのでは？と考えるものです。
　ところが、企業再建には、そんなウルトラＣはありません。
　私もコンサルの他に７社経営をしてきましたが、かなりのリスクを背負って経営したから再建できたと思っています。
　このような時は、自己破産しようか？それともここで廃業しようか？それとも誰かに相談して再建の道を歩んでみようか考えるものです。
　この時に、誰でもが、倒産後の生活をどのようにしたら良いのか迷うものです。
　ある程度、お金を持って廃業しよう。そうすれば、当面は食うに困らない。それからじっくり考えれば良い。
　私は、弁護士事務所に１８年勤務してきたときに破産の申立てを5000件以上着手した経験で言うと、余力を残して破産した案件は、１人だけでした。
　ところが。そういう人は、すぐにお金を使ってしまいます。

　私は、ホテルの再建を依頼され、自ら社長として再建するときに、ホテルの会食事業部として別会社を設立し、レストランをオープンして営業しました。
勿論、自腹です。こんなアンポンタン他にはいないと思います。
　しかし、こんな努力の甲斐があって、これが当たり、年3億以上売れたので、ホテルにも利益が出て無事再建できました。
　しかも、ホテルも別会社も無給でやったのです。それは、困っている人からはお金を取れないと思っているからです。
　ところが、別会社で雇用した社員を守るために大型焼肉店をオープンさせましたが、半年後に狂牛病の風評で敢え無く閉店して２億もの負債を被り、それから３年間ほとんど無給でした。
　この時に、奈落のどん底に陥り、死を覚悟したのです。
ひもじい生活も経験しました。よって、事業で失敗した人の気持ちは痛いほど理解できます。
　ましてや、弁護士事務所に勤務していたときにもそういう人をたくさん見て来たので、そういう人を救うために経営コンサルタントになったぐらいですので、本当に辛いし、泣きたいし、逃げ出したい気持ちはよく解ります。
　しかし、逃げても生活をして生きていかなければなりません。
　家族のこと、身内のこともあります。

　そんな時に、このまま逃げるわけにはいかない。破産はいつでもできるので、もう一度、チャレンジしたいと、ムラムラ意欲が沸き、私の事務所にやって来られるのです。
　当初は、報酬も払えない人もいました。貯金箱から小銭を集めて相談に来られる経営者もいます。
　やはり、企業再建したいという想いが強いのか？弱いのか？で、決まるような気がします。
これらの人は、３年は我慢して全員再建して今でもバリバリ経営しています。

　私は、最低コンサルタントフィーを30万円で設定しています。
　しかし、決算状況をみると、とても出せない企業も多いのです。
　そうなると、10万でもいいです。とやることもありますが、どこかのリースのように３年とか５年という長期にわたる契約はしません。
　とりあえず、１年契約で、お金がない時は、猶予するし、一カ月後に解約してもいいという条件で受けています。
　何故なら、お金のない人からは、取りたくないからです。

　先ずは、どんなことでも相談からです。
　それが、あなたの人生を変えるのです。

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