名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは

早速ですが、いよいよ雑誌社近代中小企業から依頼されたコラムが完成しました。
『破産覚悟の運送会社が放った大逆転満塁ホームラン』というコラムです。

運送業者に取り巻く環境は、ビジネス界の中でもとりわけ厳しく、新聞にもひんぱんに　
掲載されていますが、今年に入り倒産する企業が34.４％も増えているとのことです。
その理由は、ドライバーの人出不足とガソリン代の高騰により多数の企業が倒産しているなどと、取り上げられています。
ところが、更に「2024年問題」と言って、ドライバーの長期労働時間の上限規制が始まるので、今から対策を得ないと益々厳しい環境になってしまいます。

私は、以前、トレーラー輸送の会社のコンサルをしました。
この会社は、放漫経営で、身内の使い込みが4000万円以上もあり、リーマンショックと東日本大震災により、2億6500万円あった売上が、1億7000万円まで下落し、メインバンクから破産することを勧められ、私のところに相談にきたのです。

「本当に破産するしか道がないですか？」ということが、開口一番口から出たのです。
でも、ここまで銀行に言われたほうが、「これはやばい。どうにかなるのなら何とかしないとヤバい」という気持ちになるのでしょうね。
銀行からここまでキツイ言葉を言われるとは珍しいことですが、企業というものは、必ず問題を抱えています。
これを漫然と放置して後回しにするのか？
それを、すぐに行動して解決するのか？
私は、この２つの選択ミスにより、倒産もしくは破産するのだと思っています。

例えば、ガンになりました。早期発見です。
この状態で、放置するのか？それとも手術するのかと経営も同じ考えなのです。

売上が下がったとします。
これには、必ず原因があります。
ところが、多くの企業は、「次に頑張ればいい」と言うだけで、原因を調査したり、改善をしないから倒産してしまうのです。
この運送会社は、6年後には売り上げが9億5000万円になりました。

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