名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
皆さんは、電動工具のマキタをご存じでしょうか？
株式会社マキタは愛知県に本社を置く、電動工具Ｎｏ１の大手企業です。
世界50ヵ国に支店を置き、国内シュア60％、世界でも25％と圧倒的な売上を誇り、2021年の売上が全体の84％が海外という無借金の優良企業でした。
ところが、自己資本比率が74％もあったのに、今年は82％も減益してしまい、株価も暴落してしまいました。
この理由はおわかりになるでしょうか？
その理由は、コロナと円安の影響です。

マキタは、海外戦略に力をいれていたので、どんどん海外に設備投資をしていました。
ところが、中国や香港のロックダウンや円安の影響で、株主から「マキタは円安なので、株は値上がりしないという風評により株価が激減してしまい、減収になったようです。

このように、企業を脅かす脅威はどこにでもあります。
自分の会社は大丈夫と思っていても震災などの天災やコロナなど、いつ何時未曽有の危機があるのかわかりません。
私は、以前弁護士事務所に18年間在籍していたので、5000件以上の自己破産の申立てをしてきたので、営業努力外の要員で、倒産した会社も見てきました。
そういう私も飲食店を経営してきましたが、2001年9月に起きた狂牛病の風評により、２億円もの多額の保証債務を被り、今でもその返済を余儀なくされています。
そのような経験もあるので、私の事務所に相談に来られる人は、銀行から見放された企業がほとんどです。
今は、健全でも解決しなければいけない問題を放置していると、未曽有な出来事が起きると、たちまち倒産してしまうし、内部留保がないと私の焼肉店のようにたちまち閉店を余儀なくされてしまいます。
マキタだから82％も利益がなくなっても倒産しないのです。

ということで、企業の健康診断をしてみては如何でしょうか？

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