名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
昨日は、久しぶりにクラシックコンサートに行って来ました。
そして、回りを見回し、どうして義務教育に音楽の授業があり、クラシックを教えるだろうか？
を考えていました。
プロの音楽家になるわけでもないし、不必要なのではと思っていると、クラシックは脳にいい作用をすることが科学的に証明されているようです。

私は、経営コンサルタントとして独立する前は、1981年から2000年まで弁護士事務所に勤務しながらホテル経営をしておりました。
この間、5000件以上自己破産の申立を依頼されて申立てをしてきたので、多くの失敗した経営者を見てきました。
破産を決断するまでの間は、1,000人いれば、1,000人十色の想いがあります。
しかし、私が注目するのは、「このままでは破産するかもしれない」と頭を過った後に、「破産しないための行動」に注目していたので、このことを質問してきました。
すると、ほとんどの経営者は、「資金繰り」と「運転資金の借り入れ」で遁走していて、建設的な行動をしていないことが判明しました。
すると、多くの人は、頭が資金繰りをどうするのかでいっぱいになり、近視眼的な状態に陥り、グローバルに回りを見ることができない状態になっていることが理解できました。

私は、懇請されたホテルが93憶もの負債を抱え、年商が8憶しかなかったので、再建するポイントは、如何に損益分岐点を超えるにはどうしたら良いか？
ホテルを維持するには、いくら債権カットしてもらうか？
この２点しか考えていませんでした。
よって、倒産させる経営者は、この知恵がないので、破産してしまうのだと思います。
私は、損益分岐点が、12憶でしたので、あと4億売上を伸ばすにはどうしたら良いかを明確に打ち出し、それに邁進しました。
債権カットについても80憶カットするには、何をどうすれば銀行が納得するのか？を考えて知り合いの不動産鑑定士に「収益還元法」により鑑定書を作成してもらい、「このホテルを買い取り、いくら収益を上げることができるか？」の金額が、ホテルの価値だと正論をぶつけて銀行を納得させたのです。

売上を上げる方法がわからない。
どのように再建するのかわからないという人は、是非、お気軽に相談して下さい。
方向性だけでも決めるべきです。

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