『会社を倒産させない秘訣は、人に好かれることです。』
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
　おはようございます。
　今朝のネットニュースを見ていると『酒屋の頑固親父が、「あんたが来ないと寂しい」
コカ・コーラを日本一売った営業マンが客を虜にするワケ』
という本を紹介するコラムがあったので、読んでみました。
　すると、私もいつも言っている「相手に好かれる」ということでした。
　これを読むと、このオヤジは、この営業君に、コーラは「よく売れるが、仕入れが高い」と少し不満めいた話をすると、その営業マンは、「いえ、どんなに利幅のある商品でも売れなくては意味がないですよね。私たちはより多く売れるためにＣＭを流し、いろんなポロモーションを行って、より売りやすいようにお店を支援しているのです。原材料も厳選したものを使っているので、この価格になってしまうのです。その点を御理解下さい。」と返したのです。
　恐らく、このオヤジは、「そんなことは解っているけど・・・」と思いながら「もう少し何とかならないのだろうか？」と思っているふしがあります。
　あなたは、お客に高いと言われたらその場で、どう答えますか？
　その後、このオヤジは、夏になると偶にブレーカーが上がると零しました。
　この営業マンは、お店が近いので、頻繁に顔を出していたそうですが、「アンペアを上げると解決できると思いますが、それだど費用もかかるし、私が出社したらこのお店も近いので、毎日できるかわかりませんが、自販機の外の電気を消すぐらいはできると思いますが、やっておきます。」と答えたというのです。
その営業マンは、顔を出すたびに自動販売機の外側を吹いて誇りを落としたりしていたそうです。
　これが、できる営業君なんです。共感能力が高いから自然と行動するのです。
　以前にもお話しましたが、アンドリュー・カーネギーが言っている、人のスキルで一番大事なのは、「共感能力」というのが、これに当たります。
　私のクライアントの木造建築の会社は、毎日、現場四方の50ｍ辺りまで道路を掃除をさせるようにして、必ずその間に人と出会うと「おはようございます」「こんにちは」と大工さんに声をかけるように挨拶を徹底しました。
　完成後は、近所に「内覧会」の案内を持参させ、リクシルにも協力してもらい、リフォームの窓口を置いたのです。
　すると、興味を持ったご近所さんが、来られて、「息子に家を建ててやろうと思っている」とか本宅にバリヤフリーにしたい。二世帯にしたいと相談が来るようになり、1憶を切るぐらいの売上が9憶円まで売上が伸びたのです。
　チラシを打っても、初対面のお宅には、売り込まれる恐怖があるので、いきなりは来場しないものです。
　顔見知りがいると、全く違ってくるのです。　
新築後に、施主が友達を呼んでパーティをやると聞き出すと、完成時にではなく、皆が集まる日に大きな花束を贈ることも実践しました。
　すると、来ている人にも「〇〇建築」とネーム入りの花が、目に付きます。
　ビジネスとは、「お客を顧客に変える」「リピーターにする」ことが大切なのです。
　他人のやらないことを、「共感能力」を磨いて是非実行してみて下さい。

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