名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
昨日は、ホンダと日産の提携破綻のニュースをコラムにしました。
このことがきっかけでテレビでは報道されないことが、YouTubeにいろんなニュースがアップされています。
ホンダに再建のお願いした日産が、「子会社は嫌だ！対等な立場じゃないと破談だ！」と、ちゃぶ台返しをしたので、誰もが違和感を覚えたと思います。
YouTubeには、いろんな暴露話が飛び交っています。
日産の経営体質は、60人以上いる役員の中で、会議を何度も繰り返し、とことん煮詰めて納得してから商品製造に入る。
ホンダは、「取り敢えず、このような商品を作りたいと決めると、創意工夫しながら試行錯誤してやっていく」と日産とは、全く違うやり方をしているので、ホンダは、スピード感があるようです。
ホンダの役員は、外部も入れて24人。
しかも、日産の役員の給与は、トヨタの社長の給与よりも高いようです。
下請けとサプライヤーに値下げ交渉をして、無理やり価格を下げさせているにも拘らず、役員報酬は上げている。
と、開いた口が塞がらない実態です。
こんな動画内容でした。
私は、弁護士事務所に勤務していた時に、名古屋市内のホテルの再建を依頼されました。
このホテルは、93憶の負債を抱えて、年商は8億しかありませんでした。
私は、再建をするために、前オーナーの株式を全株買い取り、口を出させないようにしてから代表取締役に就任しました。
同時に、前オーナーと役員を1人にして、私を入れて３人とし、前オーナーは無給、年金を貰っていた役員の１人には、お願いして１年間は、10万円その後は50万出すからとお願いして、私は無給で再建業務を行いました。
このような役員体制にした姿勢を社員に見せていたので、社員も私について行こうと思ってくれたようです。
このYouTubeをみると、日産の元社員がアップしているものが多く、役員に対する批判ばかりでした。
社員が言うとおり、数十億もの役員報酬を支払うのなら、それを現場に投資するのが正論だと思います。
私はそうして、2年で4億の売上を伸ばして再建したのです。
社長に就任し、半年ほど経った時に、メインバンクから入っていた出向していた部長が、社員に私が無給であることを、ポロっと話をしたようなんです。
すると、幹部の皆が私に直談判に来たことがありました。
「社長の意気は解りますが、社長が無給だと、自分たちはやりづらいです。
もっと頑張りますので、給与を取って下さい。お願いします。」と言われた時は、不覚ながら涙が出ました。本当に嬉しかったです。
経営コンサルタントとは、「人を幸せにする」ことが仕事だと思っています。
幸せにするためだったら、自分を犠牲にするぐらいの気概がないと再建は不可能だと思っています。
もし、事業がうまくいかず、自殺や破産を感えているのなら先ずは相談からです。

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