経営コンサルタント毛利京申
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『あなたは先人の教えを学びますか?』

『あなたは先人の教えを学びますか?』

2026/07/30

『あなたは先人の教えを学びますか?』

名古屋を拠点に全国で活動する
経営コンサルタントの毛利京申です。

皆さんは、中国の思想家『荘子』を
ご存じでしょうか?

その教えの中で、『古人の糟粕』
(こじんのそうはく)という寓話
があります。

この物語は、王様と車輪職人の対話です。
ある時代、王様が静かに書物を読んでいた。

そこへ、年老いた車輪造りの職人が
やってきて、恐れ多くもこう尋ねる。

「王様、何を読んでおられるのですか」

王は答える。
「聖人の書だ」

すると職人は、さらに踏み込んで言う。
「それは、もう死んだ人の“糟粕(かす)”
ではありませんか」

王は怒り、無礼者として処罰しようとする。
しかし職人は静かに、自分の仕事の本質を語り始める。

職人はこう言う。
「私は車輪を作るとき、力を入れすぎてもダメ、
抜きすぎてもダメ。 その“ちょうどよい加減”は、
言葉では伝えられません。

だから息子にも教えられず、私一代の技なのです。」

そして続ける。
「聖人が生きていた頃は、その“加減”を
持っていたでしょう。

しかし今残っているのは、言葉として書き残された
“かす”だけ。

だから王様が読んでいるのは、古人の糟粕なのです。」

本当に価値ある知恵は、文字に完全には残らない。
残るのは“形骸化した言葉”だけである。

つまり「古人の糟粕」とは、
本質を失った知識の残りかす
時代を超えて伝わらない“技”の抜け殻
形だけ残った伝統や制度を指すのです。

これは、私もそう思います。
私は、弁護士事務所時代に18年間も
企業の相談に携わり、5000件以上もの
破産事件を扱い、企業の浮き沈みを
経験してきました。

その後、誰もが再建不可能と言われた
93億もの負債を抱えた企業を再建
してきました。

本質は、書物やマニュアルには残らない。
現場でしか掴めない “加減” があるのです。

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