名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
早速ですが、「一生懸命に仕事していても成果がでない人」と悩んでいる人と「あまりやっているように見えないのにいつも成果を出している人」がいます。
マイクロソフト社は、自社の営業マンのトップ５と、あまり成果の出していないグループ分けして、どういう性格で、どんな発言をしているのかをＡＩを使って調査したところ、できる社員もできない社員も「プラス思考」で「マイナス思考」の特徴である「忙しい」とか「面倒」とかいう言葉は全員吐いていないそうでした。
さすが、優秀な社員ばかりを集めた大企業です。
文章を作成させても、その違いはなかったそうです。

ところが、トップ５の社員は、常に笑顔で、「先ずは、先方の話を十分に聞いてから、それに沿った自分の意見を話す」ことと、必ず、相手を褒める言葉を使っているとの結果が出たそうです。
その一方で、成果を出せない社員は、「が」などという濁音の付く言葉を連発するようで、その言葉を聞いた相手側が、「何だこの人？」と一瞬「えっ？」と思ってしまう言葉を発するそうです。
例えば、「遅れてしまいましたが・・・」「それもそうですが・・・」と「が」を使うように、言い訳ではありませんが、聞いている方が、ふと足踏みしてしまうような言葉を使うとのことです。勿論、人を褒めたりはしません。

褒められると、誰もが不快な気持ちにはなりませんし、誰もが嬉しいと思います。
企業再建の債権者との交渉でも対人関係でも「人を褒める」という単純なテクニックを身に付けては如何ですか？
特に経営者には部下に対しては、かなり有効です。

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