名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申（もうりたかのぶ）です。
こんにちは
　帝国データバンクの倒産情報によると、建設業の倒産増に歯止めが効かないとのことです。
　今年に発生した倒産は、８月までに1,082件もあったそうです。
　特に、コロナ禍で仕事が激減した企業は、コロナ融資を受けました。
　コロナ融資を受けることができない企業は淘汰され、融資を受けることができた企業は
　その償還に迫られ、今年からどんどん破産などしています。
　すでに２年前の1.204件もの倒産件数に迫る勢いで、こうなると過去５年で最多となることが確実だと言っています。
　その倒産事由を見ると、仕事が戻らないと言うよりも、深刻な人出不足と物価高が原因とのことですが、私はもう一つ気になるのが、創業して30年以上経つ企業が倒産する件数が増えているということです。
　これは、事業承継がなされていないからだと思われます。
　国の調査によると、70歳を過ぎた経営者のうち、47％もの人が、後継者を決めていなので、黒字倒産しているとのことです。
　当時、30代で起業したものの、それから30年以上経過し、60歳代～70歳になり、資格をもつ幹部も亡くなったり定年したりして、若手の人材が入らないので、廃業に追い込まれるというケースも多々あるようです。
　これに加えて帝国データバンクの調査では、土木建築業では、全体の７割が人出不足で、深刻に悩んでいるとのことです。
　確かに、土木建築業も運送業もチーム数とトラックの数で売り上げが決まってきます。
そうなると、人を増やすことは売上を上げることと同じぐらい重要なことになります。
　私は、どちらもコンサルをしていたので、よく理解できます。
　誰でもやっている職安に登録して募集をするとか求人誌やネット求人をかけるなどにお金をかけてもいい人財は来ません。
　私は、よく言うことですが、10年以内に97％もの企業が倒産するのは、ほとんどの人は、倒産する会社と同じことをしているからだと申しております。
　私のコンサル先の土木建設業と運送業の会社は、求人で苦労したことはありません。
　何故なら、他社とは全く違うやり方と方法で求人をかけているからです。
　
　売上を伸ばしたい、人が欲しいという会社は、世の中ごまんとあります。
　そんなライバルが多い中で、勝負しても勝てるわけはありません。
　ならば、ライバルがいない土俵で勝負することなんです。
　そんなこともコンサルをしながらアドバイスをして実行しています。

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